「上の階の人が歩く音がうるさい…」
「毎日のようにドスンと響く…」
「騒いでいるわけではないのに、なんでこんなに音がするの?」
賃貸やアパートに住んでいると、
上階からの生活音に悩まされる人はとても多いですよね。
けれど実は、
“上階の生活音”と思っている音の一部は、勘違いであることも少なくありません。
これはあなたの感覚が間違っているという意味ではなく、
住宅構造の特性や音の伝わり方によって
“どこから来ている音なのか判断しづらいだけ”なのです。
この記事では、
上階の生活音が気になる初心者さんが
ついやってしまう“音の勘違い” を分かりやすく紹介し、
そのうえで“実際に何ができるのか”という対策まで丁寧にまとめました。
1. 勘違い①:上階から聞こえているようで、実は「隣室の音」だった
天井方向から聞こえると思っていた音が、
実は“横の部屋”から来ているケースは非常に多いです。
■ なぜそんなことが起きるの?
音は壁や床を伝わると、
上下左右から響いているように錯覚しやすい からです。
特に軽量鉄骨・木造のアパートでは、
振動音(ドン、ゴトッ、ドスン)が伝わりやすく、
“上から”聞こえているように感じやすい構造になっています。
▼ よくある例
-
実は隣室で子どもが走っていた
-
ドアの開閉音が天井から響いているように聞こえる
-
家具を動かす音が斜め方向に響いてくる
“真上の部屋に原因がある”と決めつけてしまうと、
正しい対策が取りにくくなってしまいます。
2. 勘違い②:上の人が「わざと大きな音を出している」と思い込んでしまう
生活音は、出している本人は気づきにくいもの。
とくに上階の住人は、自分の音が下に響いているとは想像していないことが多いです。
■ 実際によくある例
-
普通に歩いているだけで床が鳴る
-
フローリングが硬く、足音が響きやすい
-
建物の構造上、物音が増幅されてしまう
このように、
悪意があるわけではないケースがほとんど です。
とはいえ、ストレスを感じるのは当然なので、
まずは冷静に“構造の問題かも?”と理解しておくことが大切です。
3. 勘違い③:小さな物音も「騒音」だと思い込んでしまう
上階の生活音に過敏になっていると、
普段なら気にならない小さな音まで“不快な音”として認識してしまいます。
これは決して悪いことではなく、
人間の脳が防御反応として働く自然な現象です。
▼ よくある心理状態
-
一度気になり始めると、音に敏感になる
-
“次の音が来るかも…”と構えてしまう
-
小さな物音にもイライラしやすくなる
こうなると、実際より音が大きく感じることがあり、
よりストレスが強くなってしまいます。
4. 勘違い④:上の階の生活音は“完全に防ぐのは不可能”と諦めてしまう
確かに、建物構造が原因の生活音を完全にゼロにすることは難しいですが、
“自分側”でできる工夫は意外とたくさんあります。
しかも、
それらの対策は“こちらの音漏れも改善できる”というメリット付き。
つまり、防音対策は
自分も相手も守る“両得の対策”なのです。
5. 今日からできる!上階の生活音ストレスを減らす方法
ここからは、実践できる対策を紹介します。
大きく「音を弱める」「感じ方を変える」という2方向からアプローチします。
① 厚手のラグやカーペットを敷いて反響を抑える
音が響きやすい部屋ほど
上階の音も大きく感じやすいです。
▼ ラグの効果
-
部屋の反響を減らす
-
足音などの衝撃音を吸収
-
こちらの生活音も静かになる
敷くだけで手軽に効果が出るのでおすすめです。
② カーテンや家具で“吸音ゾーン”を作る
やわらかい素材の家具や布は音を吸収します。
▼ 吸音ゾーンの作り方
-
厚手のカーテンを導入する
-
ソファやクッションを増やす
-
壁沿いに本棚や収納棚を置く
これだけで“音の聞こえ方”が大きく変わります。
③ 寝る場所や家具の位置を少し変える
音が届くルートを変えるだけで、
体感音量が大きく下がることがあります。
▼ 例
-
ベッドを上階の部屋と同じ位置からずらす
-
テレビ音が聞こえる壁から距離を取る
音が弱い位置は必ずどこかにあります。
④ ホワイトノイズや小さなBGMを流す
完全に消すのは難しくても、
“気にならなくなる工夫”は可能です。
▼ こんな音が便利
-
空気清浄機の風音
-
小さめの環境音
-
ホワイトノイズアプリ
脳がリラックスし、生活音のストレスが軽減します。
⑤ 管理会社へ相談する(直接クレームはNG)
もし耐えられないほどの音なら、
管理会社に状況を伝えるのが一番安全です。
▼ 相談の前に準備しておくこと
-
音が気になる時間帯
-
音の種類
-
頻度
-
自分側の対策も実施したこと
穏やかに伝えることでスムーズに対応してもらえます。
6. 逆に“こちらの音漏れも減らす”ための共通対策
上階の音が気になる人は、
こちらの音も同じように響いている可能性があります。
つまり、
音の感じ方と音漏れのしやすさはセット。
次の対策をすると、
相手の音への耐性も上がり、
同時に自分の音漏れも減らせるというメリットがあります。
▼ 共通して効果のある対策
-
テレビの低音設定を下げる
-
防振マットを使う
-
ラグを敷く
-
家具を壁側に配置する
-
置き型吸音材を活用する
“相手にも優しい部屋作り”は、
自分の快適さにもつながります。
7. まとめ:音の悩みは“勘違いに気づくこと”から軽くなる
上階の生活音が気になると、
つい感情的になってしまうものです。
しかし、
音の正体や構造による誤解を知るだけで、ストレスはぐっと減ります。
🔍 今日のまとめ
-
上からの音と思っても隣室の音の可能性がある
-
多くは“悪意のない生活音”
-
敏感になると小さな音も騒音と感じやすい
-
自分側で音環境を整えると感じ方が大きく変わる
-
音漏れ対策は“相手と自分の両方にメリット”がある

